祐天寺カフェ
PROFILE
祐天寺カフェは、2010年に創業された目黒区祐天寺に位置する心温まるカフェです。店長の加藤裕司さんは、元々福祉施設を専門にする設計事務所に勤めていました。その仕事を通じて、多くの障がいを持つ方々と交流する中で、彼らが作業所以外の場所で働ける機会が極めて限られていることに気づきました。福祉施設や作業所での経験がある人たちが、次のステップとして一般の職場に進むための「中間的な場」が必要だと感じ、その思いがこのカフェを始めるきっかけとなりました。
祐天寺カフェの名前の由来は、シンプルかつ親しみやすさを追求した結果です。祐天寺という場所に根付いたカフェであることを、地域の皆さんに分かりやすく伝えるためにこの名前を選びました。この名前には、地域とのつながりを大切にし、誰もが気軽に立ち寄れる場所にしたいという願いが込められています。
カフェのコンセプトは「人にやさしく、ものにも優しく」という一言で表現されます。これは、誰もが安心して過ごせる空間を提供するだけでなく、環境にも配慮し、持続可能な社会の実現に貢献するという加藤さんの信念に基づいています。店内はバリアフリー設計で、車いすでも楽に移動できるように配慮されており、トイレもバリアフリー対応です。さらに、壁は汚れが目立たない素材を使用し、長く清潔な状態を保つよう工夫されています。
祐天寺カフェは、冬になると特に人気のカフェ・ラテや、手作りハンバーグ特製トマトソースがけや週替わりのランチメニューなどの美味しい料理を提供しています。週替わりのランチメニューでは煮込みハンバーグが大人気です。
ラテアートを楽しむお客様も多く、見た目にも楽しめるカフェ・ラテは、寒い季節にぴったりの一品です。また、ケーキセットはお好きなケーキとコーヒーまたは紅茶を組み合わせて楽しむことができ、プラス100円でアイスやデカフェへの変更も可能です。
このカフェの魅力は、美味しい料理や飲み物だけでなく、心地よい接客にもあります。加藤さんは、お客様との会話を大切にし、相手の話を否定せず、丁寧な物言いを心がけています。
さらに、店内の清掃にも気を配り、特にトイレは常に清潔に保たれています。どれほど美味しい料理を提供していても、トイレが汚いとお客様がリピートしたくなくなることもあるため、その点にも細心の注意を払っています。
また、祐天寺カフェでは、地元の福祉施設で作られたクッキーなどの販売も行っています。レジ横に並ぶこれらの手作りのスイーツは、障がい者の方々が心を込めて作ったものであり、その購入が彼らの支援にもつながります。
お客さんにどう過ごしてほしいか
祐天寺カフェでは、誰もが安心して過ごせる雰囲気づくりを大切にしています。リラックスして自分のペースで過ごしていただけるよう、店内は広々としたレイアウトでバリアフリー対応です。
特に、ベビーカーでも入りやすく、子育て中のママさんや高齢者のお客様にも優しい設計が施されています。
過去にはクリスマスパーティーなどの貸し切り利用もあり、お客様同士の交流の場としても親しまれています。
外観
取材を通して、祐天寺カフェの外観と内観には特別なこだわりがあることがわかりました。
誰でも入りやすい雰囲気を大切にし、トイレも含めて全ての施設がバリアフリー対応です。席は車いすでもスムーズに移動できるよう広めに配置され、壁は何年経っても汚れが目立たない素材を使用しています。店内は、明るく開放的な空間が広がっています。
店長の加藤さんは、NPO法人の理事を務めるなど、障がい者の就労支援にも積極的に取り組んでいます。
このカフェは、障がい者が就職に向けて自分の力を試せる場所としても提供されています。レジ横には、福祉施設で作られたクッキーなどが販売されており、地域の方々にも交流の場として愛されています。
店舗情報
店名 | 祐天寺カフェ |
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住所 | 東京都目黒区祐天寺2-16-1 |
座席数 | カウンター2席、テーブル席(4人席×6) |
営業時間 | 11:00~21:00(L.O.20:00) |
定休日 | 水曜日(臨時休業あり) |
アクセス | 東急東横線「祐天寺駅」から徒歩2分 |
決済方法 | 現金のみ |
備考 | バリアフリー 2時間以上滞在する場合は2時間ごとに追加オーダーをお願いします |
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